曳家工法は、どんな時に行われるの?
建物をそのまま近所に移動したいといった時に行うのが曳家工法です。
土台からすべて取り除いて移動していきます。
ただ、一般住宅ではそういった工法は現実的ではありません。
土台を取り外すのか難しいですし、地面にコンクリートを流し込んで土台を固めているケースもあるので、そうなると、曳家工法が難しいです。
また、移動する際に建物と同じ広さの道路やスペースが空いていないと実現しません。
曳家工法を行うのは小さなお寺や神社、歴史的建造物など、そのまま建物をとっておきたいケースです。
近所の道路や敷地に空きスペースがある状況でしたら移動も可能です。
ただ、一般住宅でも例えば建物をすぐ隣に移動したいということでしたら、曳地工法も可能です。
よく行われるケースとしては、地盤沈下で家が傾いてしまった、地震の影響で地面に勾配ができてしまったなどのケースです。
自らが保有する土地がまだあって、建物だけ移動できる環境でしたら曳家を考慮することも可能でしょう。
それでしたら新たに家を建て直すよりも、曳家工法の方がコスト面も抑えることができます。
現在、所有されている建物や住宅で曳家工法を検討できるのか知りたいという方は、猪志崎組までお問い合わせください。
2022.07.20