曳家工事はどんな条件で可能なの?
曳家工事とは既存の家をそのままの状態で、位置を変更する工事のことです。
遠方への移動は物理的なことも考え、難しいですが近距離の移動でしたら、対応可能なケースがあります。
ただ建物の大きさによっては輸送が可能で対応できるケースもあります。
曳家工事は、いくつか条件が揃っていないと実現できません。
・軟弱地盤などになっていない強固な地盤であること
・建造物に耐久性があること
・移転先の建ぺい率等の条件をクリアしていること
その他、曳家工事に関する費用面や残存価値などを検討して契約に同意できることが条件となります。
あまり日本では実現しているケースが少ないのですが、歴史的建造物を維持したいときなどによく行われる方法です。
既存の土地の所有権が変わってしまったり、あるいは自然災害によって現在の場所では危険性をはらんでいるなどのケースで曳地工事を行います。
なお、曳地工事は技術的には可能であっても建築基準法の兼ね合いから移動が難しいケースもあります。
猪志崎組では曳地工事にも対応していますので、もし建物の移動をお考えの方は猪志崎組までご連絡ください。
大きな移動ではなく、数センチの移動や建物の向きを変えたいといったご要望にもお応えしています。
2022.02.18